楽しく自分らしく過ごすためのあれやこれや

楽しく自分らしく過ごすために私が美味しかったもの、行って良かった場所、日々の暮らしで感じたこと、いろいろとご紹介します。大学時代含め13年京都に住み、3年東京、現在は福岡在住です。

映画 ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2008年公開、ブラット・ピット主演の映画。

赤ん坊として生まれた時老人のような状態で生まれ、だんだんと若返っていく男の一生を描いた作品。

 

ベンジャミン・バトンは生まれた時から老いていて、眼鏡や杖をつき老人のような子供時代を過ごす。しかしながら、気持ちは若く見た目とは裏腹に仕事をこなしたり酒や女を経験して歳を重ねていく。普通の人と同様に様々な経験をしていき、ベンジャミン・バトンは好きな人と子供を作り一見幸せに見える生活も送る。しかし、自分だけだんだんと若返っていき子供と一緒に年齢を重ねられないことに耐えきれず姿を消す。また再び姿を現すのだけど、最後は赤ん坊になって好きな人に抱かれ息を引き取る。

 

生まれは確かにあり得ない設定で、どういう風な人生を送ることになるのだろうと思うけど、わりと普通の人ともあまり変わらない人生の描写かなという印象。どんな人でも思いもよらない出会いや経験をすることが人生には溢れていると思う。まさか自分が、こんなことになるとは!ということがあるだろう。人生とは不思議なものだし、人との縁もどのように繋がるかわからない。

 

この作品はアメリカの小説家スコット・フィッツジェラルドの短編小説が原作と言うことを最後に知り、ちょっと納得。

スコット・フィッツジェラルドの作品はグレート・ギャッツビーしか読んだことはないけど、なんとなくイメージが重なる。スカッとせず、なんとなく切なさを感じて気持ちが晴れぬまま終わる。タイトルの通り、数奇な人生という言葉がもたらす複雑な気持ちを抱えて、見終わった。