映画 半世界
40手前の3人の男たちの友情を軸に、それぞれの家族との絆や仕事のエピソードを交えて人生を見つめ直すヒューマンドラマ。
主演は稲垣吾郎。山中で備長炭を製炭する職人としては少しスタイリッシュだったように感じる。今まであまり出演作品を見ていなかったこともあるけど、木村拓哉と同様、いつ見ても稲垣吾郎感があるなぁと思った。歩き方一つにしても稲垣吾郎らしさを感じてしまった。
奥さん役の池脇千鶴は、うってかわって、リアルな田舎の奥さんって感じ。この人の気取ってない演技、すごいなぁといつも思う。
同級生の瑛介役の長谷川博己は、突然地元に帰ってきた理由も話さないぶっきらぼうな感じや暴力的なシーンの狂気な感じが怖くて、似合う役だと思った。
でも、実は稲垣吾郎にこっちの役をやってもらってもいいかも?そして、主人公が長谷川博己でも合うかも?と思った。そうするには、自衛隊出身の瑛介役には稲垣吾郎が少し線が細いかな。
ストーリーとしては大きな出来事があるわけではないけど、本当にありそうないろいろな出来事になんとなくリアリティを感じてついつい見てしまう映画だった。