着付け教室でのアドバイス
先日たまたま亡くなった祖母の着物が見つかって、せっかくなので着付けを習いに行くことにしました。
京都では多くの知人が西陣織会館にある着付け教室に通っていたので、そちらの入門コースに通っていましたが、やっと一通りできるようになったところで、まだまだ知らないといけないことも多いかと思い、引っ越してきた福岡で着物屋さんがされている着付け教室に入り直しました。
着物屋さんが営業しているのでわかってはいたのですが、やはり営業色が強くて、少し心が萎えています。
教室に持って行った着物に対してサイズを見てもらったところ、次のようなアドバイスをくれました。
店員さん「こういう着物だったら、合う帯はグレーとか暗めな帯ですね」
私「グレーの帯は持ってないですね〜」
店員さん「昭和の着物に昭和の帯を合わすのはレトロ。今時は違う帯を合わせます。洋服と同じように考えたらいいんです。」
この言葉をかけられて、今はサイズを見てもらってるだけで私は帯のこと何も聞いてないのに急に帯のことを話すなんて買わせたいんだなとなんだかモヤっとしてしまいました。
その気のない時に営業されると、すぐにひいてしまう私。。
また、確かに昭和の着物で今の流行りとは違うのもわかってはいましたが、祖母の形見で気に入っていたしそんな言い方しなくても、とも思いました。
そして帯は数ヶ月前に京都で購入したもので新品ではなかったのですが、着物の写真を店員さんに見せて、合う帯を買ったつもりでした。京都の店員さんはとても感じが良くて、「こういう風なものも合いますよ」といくつか選択肢を提示してくれて、とても選びがいもあったんです。
もし、違う帯が合うのを伝えたいなら、
「今の流行りで言えば、グレーの帯も合いますね。もし違う雰囲気で帯を探すならグレーもいいですよ」と言えばいいのでは?と思いました。
着物は決まりごとが難しかったりして敬遠してて、今更ながら始めてみましたが、流行りを追うとなると全て揃えるのにやっぱりお金かかりそうだし、続けるのは難しそうだなと思ったりしてる最近です。